俺がために筆を振る

現役おっさんくさい保守的な大学生の執筆する供給しかねえブログ不定期更新中

昔語り

 5㎏ダンベルを左腕で上げながら、この記事を書いている。私は「なんか太らないんだよねー」とかぬかしてるやつとは違い、鍛錬によって体形を維持しているのだ。

 いやまあさっきから打ち間違いがすごいことになってるし、腕が疲れてきたからもう降ろしたいんだけども。まだ腹筋とか背筋とか胸筋とか、いろいろ残ってるんですよ。

 

 気が多いというか好色というか、大した面でもねえくせにやたら女を好きになる根っからの助平である私が、高校時代に恋愛してなかったわけがないじゃない。

 ただ、中学時代と違ったのは、明確な恋心ではなかった点である。それゆえか、元々がクズだからか、今にして思えば2人の女性を好きになっていたのだと思う。こうしていうと、所謂リアルでも付き合いのあるmademoisellesには警戒されてしまいそうだが、決して怖がることは・・・あるかもしれない。

 1人目に出会ったのは入学式のことであった。彼女は同じクラスの人で、女性の少なかった私の学年の中では、上位に入る美形であった。世間的にどうかという話は、世間的がわからないために何とも言えない。少なくとも、私には際立って見えたのは間違いない。彼女とは、最終的にはそれなりの仲、友人ぐらいにはなっていたつもりであるが、おそらく彼女の友人のランクの中では、あまり上位にいなかったであろう。機会がなければ異性には話しかけない私と、男性の友人に困らない彼女とでは、当然だが話す機会はさしてなかった。それでも、同じクラスであったこと、お互いにクラスの中心にいたことから、まあそこそこには話した。

 現在彼女がいないことから察しはつくだろうが、私の恋が実ることはなかった。そもそも、告白もしなかった。勇気がなかったというのもあるし、つらくなるのを避けるために、それを恋と認めようとしなかったのもある。いずれにせよ、気持ちは私のなかのままで完結(?)し、その領域内に彼女が招かれることはなかった。結果や、その後にくる私へのダメージを考えれば、これでよかったのかもしれないが、どうせ切れる縁なのだから、ダメ元で言ってみるべきだったとも思っている。

 

 2人目の出会ったのはいつか、これははっきりしたことは覚えていない。ただ、彼女の存在が私の中で印象的なものとなった瞬間は覚えている。春か秋だったと思う。確か冬服を着ていた。学校の最寄り駅でJR線を友人と待っていた時、何とはなしに辺りを見回した。そんなやつはいないとは思うのだが、私の行動をよく見ている者は、私に「やたら辺りを見回す癖」があることに気づいたかもしれない。このときもそれが現れたわけであるが、後ろに1人のJKがいるのを見つけた。それが彼女であったわけだが、彼女は私がいる方角を見ていた。私を見ていたのか、その奥にある何かを見ていたのかは、今となってはわからない。なんにせよ、彼女はその方向に向かって微笑んだのだ。突然の微笑みと、小っ恥ずかしい表現をするならば、その美しさに惹かれて、彼女は私にとって非常に印象的な存在となった。同学年であることを知ったのは、その後の学年集会かなにかだったと思う。

 これまたお察しであるが、結局彼女に告白することもなく、この感情も私個人の問題として終わった。理由は1人目と同じである。彼女と最後にあったのは、1人目の出るライヴを観に行った時のことで、帰りがけに出会い、初のまともな会話をした。会うことはそれなりにあったというのに、それまでに一度もちゃんと話したことがなかったとは、我が臆病さを恥ずかしく思う。そしてその会話も、ぎこちないものではなく、いつもmademoisellesとしているような会話ではあったが、それ以上のものでもなかった。これに関しては、友人ですらなかったため、余計なことを言わなくて正解だったと思う。

 

 さて、自身の臆病さとクズっぷりを見せつけただけに終わったわけだが、これ大丈夫なのだろうか。いやだぞ、月曜学校行ったら女性に避けられるとか。Twitterで書かなきゃいけない雰囲気になったら書いたけども、あれだぞ、そういう流れを作った約2名は今後も態度を変えずに接するんだぞ。あんたらが書かせたんだからな。

 そろそろ筋トレ(というよりも、体形維持運動ととでも言ったほうがいいだろうか)に戻りたいからここらで切り上げるが、正直ここまで書いたことを激しく後悔している。いやまあそれでもって公開しちゃうのが僕ちゃんクオリティなんだけども。