俺がために筆を振る

現役おっさんくさい保守的な大学生の執筆する供給しかねえブログ不定期更新中

ハードボイルド

 なんか書きたくなって、外食するつもりが、晩飯が石焼ビビンバだというのを聞いたこともあり家に急いで帰ってきてから早5分。ブクマの中にはいっているブログの概要をみたらあら不思議、この前まで4だか3だったアクセスが62に。これ絶対ほとんどツイッターからだろ。もしくはあれか、バイセクシャルのくだりにつられて同性愛者がきたか?申し訳ないが、ネット恋愛と出会いはNG。

 

 さて、前口上はこの辺にして、本題に移ろう。タイトルにある通り、今回はハードボイルドについて書いていきたい。

 読者諸君の中に、ハードボイルド小説を読んだことがある人はいるだろうか?私は、チャンドラーの「長いお別れ」と「高い窓」を呼んだことがあるのだが、作品の持つ不思議な雰囲気にすっかり魅了されたものである。

 さて、先ほどした質問を同じ学び舎に身を置く者にしても、おそらくはほとんどが「Non」と答えるだろう。活字離れが進んでいるこの世代では、そもそもチャンドラーを知っているか、いや、ハードボイルドというジャンルを知っているかが怪しい。いるとするならば、村上氏と東氏あたりの作品がでるだろうか。

 話の流れから、「ああ、これでハードボイルド読めっていうんだな」と思った人がいるだろう。大正解である。もっと若い人、特に男性には、ハードボイルドを読んでほしい。ああいう人になれなんて言わない。はっきり言うが、それは修羅の道である。そもそもハードボイルドとは、元からなっているかならざるを得なかったかであり、なろうと思ってなれるものではない。

 生き方を見てほしいのだ。マーロウ達の生き方を。そこには、先述したように目指す必要はないが、理想とされるべき「男」がいるのだ。彼らは最高にかっこいい。アイドルが主役をやっている、ちゃちなドラマの主人公なぞ、その前には比較の対象にすらならない。そういう男たちを、私と同じく今を生きるやつらには見てほしいのだ。行間から漏れ出るタバコと酒の匂いは、きっとあんたの価値観を、少なくともある程度は変えてくれる。ラノベや恋愛小説がメインでいい。ただ、ただたまに思い出して、ハードボイルドを手に取って読んでみてほしい。本を読んで、もしなにかつかんだ気がしたならば、あんたもきっと、少しはいい男になっていると思う。